日本語サイトのリストテンプレートを英語サイトで使用する方法[オンライン・オンプレ]

2017/05/07

SharePointで構築した業務システムを、日本国内向けと海外向けの両方で用意するお客様が増えてきた旨の記載をしました。

日本国内向けのサイトを海外向けに移行する際の、リストの移植の方法について記載しています。

1.リスト/ドキュメントライブラリを移植する

 

こちら、

 業務システムのグローバル化についての考察[オンライン・オンプレ]

グローバル化の流れから、SharePointシステムを日本国内向けと海外向けの両方に用意するお客様が増えてきた旨のお話をしました。

 

特に、ここに記載した「分離方式」について記載していきたいと思います。

 

 この「分離方式」により海外向けサイトを構築する場合、先ず、日本国内向けのサイトコレクションを用意し、それをベースに各国向けのサイトコレクションを構築していく方式が多いと考えます。

 

 この場合に、先ず行うのが、国内向けサイトコレクションのリスト/ドキュメントライブラリを海外向けサイトコレクションに移植する作業だと思います。

これを実施するのに、

1. 国内向けサイトのリスト/ドキュメントライブラリからリストテンプレートを作成する。

2. そのリストテンプレートを、海外向けサイトのリストテンプレートギャラリーに登録する。

3. リストテンプレートギャラリーに登録したことで、そのテンプレートを元にリスト/ドキュメントライブラリの新規作成ができるので、「アプリの追加」からリスト/ドキュメントライブラリを作成する。

の手順を踏めば可能になると思われます。

 

 ところが、実際に上記の手順でリスト/ドキュメントライブラリを作成しようとすると、「3.」の段階で「アプリの追加」を行っても、テンプレートギャラリーに登録したリスト/ドキュメントライブラリが一覧に表示されません。

サーバーにLanguage Packを当てて、テンプレートの作成元になっている国内向けサイトコレクションの第二言語を、移植先となる海外向けサイトの言語に合わせても、結果は変わりません。

 

 これは、リストテンプレートを作成した際に、そのリストテンプレートのスキーマとなる「manifest.xml」ファイルに言語コードが仕込んであり、第一言語が異なるサイトコレクションでは、そのリストテンプレートを元にしたリスト/ドキュメントライブラリができないことが原因です。

 この様にな状況のため、原則的には日本語を第一言語としたサイトコレクション内で作成したリストテンプレートは、他の言語を第一言語としたサイトコレクションで有効にすることはできません。リスト/ドキュメントライブラリを一から新規に作成し直す必要があります。

 

 しかし、多くの列を追加したリストなどを一から新規に作成するのは、中々手間取る作業です。特に、プログラムによるカスタマイズを前提としている場合は、列の内部名と表示名を別個にしますので、尚更大変な作業となります。

 この様な場合に、以下の方法で日本語のリストテンプレートを、他の言語に変換することが可能です。

 

ただし、推奨される方式ではないため、この方式を採用される場合には、自己責任にてお願いいたします。

2.日本語のリストテンプレートを英語に変換する

 

 ここでは、日本語を第一言語とするサイトコレクションで作成したリストテンプレートを、英語を第一言語とするサイトコレクションに移植する方法を記載します。

 

① リストテンプレートを作成しダウンロードする

 

 日本語サイトでリスト/ドキュメントライブラリからリストテンプレートを作成します。

作成されたリストテンプレートは、リストテンプレートギャラリーに保管されますので、これをダウンロードします。

 

 

② マニュフェストファイルを抽出する

 

 ダウンロードしたファイルは、拡張子が「.stp」になっているので、これを「.cab」に変更します。変更したCABファイルをダブルクリックで開くと、その中にいくつかファイルが存在しています。

これを、新規に作成したフォルダの中に全てコピーします。(フォルダ内には、コピーしたファイルしか存在しない様にします。)

 

 

 

③ manifest.xml を編集する

 

 「②」でコピーしたファイルに、「manifest.xml」というファイルがありますので、それを、「メモ帳」で開きます。

 

「メモ帳」で開いたら、ファイルの中身について、全ての「1041」(日本語の言語コード)の文字列を「1033」(英語の言語コード)に置換します。

 

全ての置換が完了したら、ファイルを上書き保存します。

 

 

 

④ manifest.xmlを圧縮してCABファイルを作成する

 

 編集した「manifest.xml」ファイルを圧縮してCABファイルを作成します。

こちらの

Lhaplus

を使用した場合は、ファイルを選択し右クリックのコンテキストメニューから、[圧縮]-[.cab]となります。

 

 

「②」にて、manifest.xml以外にも複数のファイルが展開された場合は、それら全てを選択して、右クリックのコンテキストメニューから、[圧縮]-[.cab]となります。

 

作成された、CABファイルのファイル名と拡張子を変更します。

拡張子を「.stp」とし、STPファイルにします。

 

 

 

⑤ 作成したテンプレートファイルをリストテンプレートギャラリーに登録する

 

 第一言語が英語であるサイトコレクションのリストテンプレートギャラリーに、上記「④」で作成したSTPファイルを登録します。

「Language」が英語になっていることが確認できます。

 

 

 

⑥ リストを作成する。

 

 ここまでの作業で、日本語サイトで作成したリストテンプレートを、英語サイトのリストテンプレートギャラリーに登録できたので、これを元にリストを作成することができます。

 

 

列名が日本語になっているので、英語に直します。

 

 以上で、日本語を第一言語とするサイトコレクションで作成したリストテンプレートを、英語を第一言語とするサイトコレクションに移植し、これを元にリスト/ドキュメントライブラリを作成することができます。

 

 ただし、日本語サイトでリストを作成する際に、標準の「サイト列」をから追加したものについては、英語サイトでも使用されます。

しかし、独自に追加した「サイト列」を使用した場合は、「サイト列」から通常の列に変更されてしまいます。

 

 尚、何度も記載致しますが、推奨方式ではないため、この方式を採用される場合には、自己責任にてお願いいたします。

 

 

以上となります。

 

 

 

 

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